@ 認可と最低基準 
   「保育所(園)」という名称は、国の基準を満たして市町村が設置した「認可保育所」に
   使用されます。
   児童福祉法第39条では「日日保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は
   幼児を保育することを目的とする施設」と規定されています。
   保育園の設備、保育士等の配置人数、保育時間は「児童福祉施設最低基準」に定め
   られ、保育は「保育所保育指針」に基づき子どもの最前の利益を尊重しておこなわれ
   ます。
   国の基準によらない保育施設(認可外保育所)も全国に7,178ヶ所(H18.3.31現在)あり
   ます。

@ 利用方法
   保育園は、保育に欠ける子どもが利用する施設で、誰でも利用できるわけではありま
   せん。
   希望する場合は市町村の窓口に申し込みます。

@ 保育士
   保育士は国家資格を持つ保育の専門家です。
   保育士は、保護者とのパートナーシップを大切にしながら、国が示す「保育所保育指
   針」の内容に基づいて豊かな人間性を持った子供を日々育んでいます。

@ 登園
   保育園は「おはよう」のあいさつからはじまります。
   登園時間はおとうさん、おかあさんの仕事の状況などによっていろいろですが、当園
   ではできるかぎり朝のお集まりの時間(9:30)には登園してくださるようにお願いして
   います。
   保育士は、子どもの表情や機嫌、健康状態に注意しながら、様子を把握してます。同
   時に、わずかな時間も活かして、保護者とのコミニュケーションをたいせつにしていま
   す。家庭での子どもの様子を知るために、
   連絡帳や朝の健康チェック表などを活用しています。

@ 保育園の一日・保育の様子
   子どもは生活や遊びをとおして、友だちや保育士などと関わり、集団での経験から学ん
   で成長します。保育はこうした教育の側面もあわせもっています。
   保育園では、保育の計画をたて、子どもの年齢や発達に応じて保育します。
   遠足、プール、運動会、お誕生日会、クリスマスなど、年間を通じてさまざまな行事が
   あります。
   低年齢児には、ゆったりと眠りにつけるように静かな環境を整えます。年齢が上がるに
   つれ、子どもの状況に合わせてお昼寝をしない場合もあります。
   保育士が言葉かけをして、トイレに行く習慣や衣服の着替えなどの基本的な生活習慣
   も身につけます。

@ 食育・食事
   保育園では自園での調理・食事が基本です。食べることは心と体を健康に育むための
   基本です。みんなとたのしい雰囲気の中でコミュニケーションをはかり食事ができるよう
   に配慮しています。
   箸の使い方や食事のしかたなど基本的なことを学ぶと共に、食べ物に対する感謝の気
   持ちも育てます。
   栄養のバランスを考えて2ヶ月ごとに献立が決められます。旬の食材やその地域で採
   られた食材を取り入れたり
   行事に合わせたメニューも工夫します。
   離乳食やアレルギー対応食などが必要な子どもには、状態にあわせてていねいに提
   供しています。
   食事は大切な保育の一部として、調理の様子を見たり、自分たちでおやつづくりを体験
   したり、食に対して興味・関心を育てます。
   おやつも食事の一部として、市販のスナック菓子だけでなく栄養バランスを考えた手作
   りおやつを提供します。

@ お迎え・延長保育
   お迎えの時も、おとうさんやおかあさんとコミニュケーションを図る大切な時間です。
   お迎えでは、一日の出来事や特に伝えたいことなどを伝え、家庭との連携を図ります。
   保護者以外の方がお迎えに来られる時などは、きちんと確認をとり、安全に配慮してい
   ます。
   延長保育の時間は、とくに落ち着いた雰囲気や家庭な環境で過ごせるように配慮して
   います。
   当園では、早朝から、夜まで開園して、子どもと働く保護者を支えています。